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プリザーブドフラワーの特性

 プリザーブドフラワーとは、オーガニック系の染料を生花に吸わせ、特殊な加工を施すことでナチュラルな姿や風合いまた鮮やかな花色を長い時間保つ事のできる加工花のことをいいます。
この新しい技術は欧米諸国を中心に発展し、瞬く間に多くのお花好きを魅了してしまい、この花材はアレンジメントの可能性を広げ注目を集めています。
最近では、この作業を個人でも出来るような材料が販売されており、生花から自分の好きなプリザーブドフラワーを作り上げることも可能になってきましたが、美しい仕上がりにするのはなかなか難しいようです。よって、資材店やインターネットでプリザーブドフラワーを購入し、使用する方がまだまだ多いのです。
 まずは、プリザーブドフラワーの特徴をご紹介しましょう。
 プリザーブドフラワーは、花の組織を壊さずに保存溶液と色素を吸わせているため、カサカサしたドライフラワーと違い、やわらかく弾力があります。よって花の側面を指で押しても、壊れたり形崩れすることもありません。
ただし、いくら生花のようにみずみずしいからといって、お水を与えてしまってはいけません。プリザーブドフラワーにお水は厳禁です。つまり水替えなどの手間がかからないのです。湿度の低いヨーロッパでは3年、気候の変化が激しい日本でも半年~1年は美しい姿を楽しめると言われています。
また、色素による色づけゆえ、どんな色にも染められるのがプリザーブドフラワーの魅力です。自然界にはない、黒や青のバラも存在するのです。また、メーカーごとに色や質感が微妙に違います。
そして、生花やドライは茎やガクが緑色ですが、プリザーブド加工をすると、茎やガクまで花と同じ色に染まってしまうため、ほとんどが茎をカットした花首だけを箱詰めして販売されています。1箱6輪~12輪入りが一般的で、スタンダードサイズのバラ1輪が700円前後と生花よりも高めです。葉には枝付きの束売りもあります。
 次に、プリザーブドフラワーをより長く、美しい状態で楽しむための注意点をご紹介しましょう。
 贈り物としても人気のプリザーブドフラワー。いただいたらどこに飾っていますか?
扉付きの飾り棚に入れるのがベストですが、飾り棚がなかったり、せっかくだから目立つ場所に置きたかったりもするでしょう。
置き場所で避けて欲しいのは、エアコンの風が当たる場所と乾湿の差が激しい場所、そして直射日光の当たる場所です。
プリザーブドの花びらは生花以上に繊細で傷つきやすいため、直接風を受けると花びらがヒビ割れるなどダメージの原因になります。
また、乾湿を繰り返す環境のもとでは、花びらを支えるガクがもろくなり、花自体が落ちてしまうこともあります。乾燥は花びらのヒビ割れにもつながります。
そして、プリザーブドは直射日光や照明器具の光で色あせします。ドライに比べると進行は遅いですが、少しでも美しい色を長持ちさせるためには光が直接当たらない場所に置くのが好ましいでしょう。
 最後にプリザーブドフラワーのケア方法です。
置き場所に気をつけても、梅雨時などは湿気で花びらが透明になってしまうことがあります。そんなときはシリカゲルと一緒に箱に入れて湿気を取ります。ただし急激な乾燥はヒビ割れのもとになるので、箱のふたはきっちり閉めないようにしましょう。
梅雨時には色落ちにも注意しましょう。濃い色の花は色落ちしやすく、淡い色の花や布地と接触すると色移りする場合があります。洋服などに色移りした場合は早めにクリーニングに出しましょう。

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